圧迫骨折が来た!!
患者様本人は、ぎっくり腰?と思っていたけど
実は圧迫骨折でした。なんてことは
高齢になると良くあることです。
自分が思っている以上に
骨が弱っているけど、
なかなか気が付けないものです。
骨粗鬆症の方は、
ちょっとした転倒でも簡単に圧迫骨折します。
恐ろしいですね💦
しかし、骨を強くしようとして、
必要以上に牛乳を飲むと、
お腹を壊しますのでお気をつけを(笑)
今日は骨が強くなる方法について書きます。
健康的に日常を過ごすためには、
強い骨が必要です。
備えあれば憂いなし!
若いうちから備えておけば、
将来的に、60代、70代になってから
骨密度の事で悩まなくなります。
ではどうしたらよいのでしょうか?
正解は・・・・・歩く、歩く、歩く
先日、当院に腰椎圧迫骨折の疑いが
ある患者様が来院されました。
患者本人は
「転んだ時に腰をひねって筋肉を傷めた」
なんて言っていましたが、
明らかに捻挫や打撲ではない症状。
かなり痛そう💦
座って立つのも一苦労💦
近隣の整形外科に行ってレントゲンを撮った結果、
やはり圧迫骨折でした。
患者さんはすごいガッカリしていました。
また、尻もちや転倒など外傷の既往が無くても
いつの間にか、圧迫骨折になることも多くあります。
一旦、少し潰れてから、
進行形で更に潰れ続ける方も多くいます。
怖いですね💦
こうなってしまったならば、
痛みが引くまで順調にいっても1か月。
我慢大会です。
できる限り、なりたくないものですね。
さて、圧迫骨折は予防はできないのでしょうか?
実は、できます。
圧迫骨折や骨粗鬆症は予防できます。
では、どうしたら骨粗鬆症や圧迫骨折を
予防できるのでしょうか?
正解は・・・・・・歩く、歩く、歩く
歩くと骨が強くなります❗️
骨は常に代謝していて
骨を作ったり壊したりを
同時に行っています。
- 骨を作る細胞を骨芽細胞
- 骨を壊す細胞を破骨細胞
と言います。
これらの細胞がバランス良く働くことによって
骨の形は維持できています。
しかし、このバランスが崩れ、
破骨細胞が頑張りすぎてしまうと
骨粗鬆症になります。
歩いて重力負荷が加わると
骨芽細胞(骨を作る細胞)が優位になり、
骨をしっかり作ってくれます。
重力負荷が加わらないと
破骨細胞(骨を壊す細胞)の働きが優位になり、
骨はだんだんと脆弱していきます。
だったら、しっかりと毎日歩いて
骨芽細胞に、たくさん働いてもらった方が
痛い思いをしなくてよいですね(^^♪
カルシウムの過剰摂取は避けましょう。
骨が吸収できないほどのカルシウムを摂取してしまうと
血中カルシウム濃度が上がり、
腎結石や尿管結石になるリスクが高くなります。
(尿管結石はかなり痛いです💦)
牛乳をたくさん飲むより、歩く方が大切です。
また、歩く力がしっかりしていると、
転倒の予防にもなります。
平らなところで、頻繁につまづく!なんて人は
気を付けていてください!
やっぱり健康には、強い骨が必要!
骨粗鬆症なんて言われないように、
若いうちから、しっかり歩いておく必要がありますね(^^♪
圧迫骨折の治療
ほとんどの病院や治療院は、
コルセット巻いて、
薬飲んでジッとしていなさい。と言いますが
と当院は違います。
しっかり治療をします。
背筋を伸ばすリハビリが必要です。
圧迫骨折で怖いのは姿勢の悪化です。
背中が急に丸まると
内臓が押しつぶされてしまい
内臓の機能不全を引き起こす可能性が出てきます。
すぐに内臓が悪くなるわけではありませんが
可能性は高くなります。
コルセット巻いてくすりを飲んで
ジッとしているだけでは
背中が丸まったまま固まってしまいます。
怖いですね。
しっかり背筋を伸ばせるように
体を整えて歩かなきゃ!!