熱中症以外にもコレに夏はお気を付け下さい!

こんにちは院長のかめやまです。

今週のブログは残念ながら腰痛のことではありません。

水を飲め―!!
脳梗塞には気をつけろー!!
熱中症に気をつけろー!!
って話です。

若者の方にはあまりピンと来ないかもしれませんが
一応よんでおいたほうが良いですよ(^^♪

冬はインフルエンザや感染性胃腸炎の流行で、

病気に対して敏感になりますが、

その分夏は開放的な気候もあって、

お体のことを二の次にしがち。

 

でも、夏こそ

気をつけなければいけませんね

夏は脳梗塞にご注意を

①夏の脳梗塞の原因は

暑さがいよいよ本番を迎えるこれからの時期、

熱中症とともに注意が必要となるのが、

「脳梗塞」です。

 

でも、脳の血管障害は、

寒い冬場に発症しやすい印象がありますよね。

 

確かに、真冬にお風呂で

急に脳の血管に異状が出ることも

しばしば報告されますが、

脳梗塞に限って言えば、

実は夏場に多発し、

冬よりも患者数が多い

というデータもあるほどです。

 

なぜ、夏に脳梗塞が起こりやすいのでしょうか。

 

ポイントは「水分」です。

 

暑さや湿気で汗をかき、

体内の水分が大量に外に出ていくと、

血液が濃くドロドロの状態になってしまい、

流れにくくなることで血管が詰まりやすくなるのです。

血管

脱水が引き金になる脳梗塞は、

高齢者や生活習慣病の人だけでなく、

条件によっては健康な人であっても

発症することがあるので、

決して油断してはいけません。

 

予防には水分補給が最も有効ですが、

他にも脳梗塞特有の兆候や症状、

なってしまったときの対処法などを

よく知り、暑い季節に備えましょう。

 

せっかくの楽しい夏、

楽しく過ごすために

まずはお体に必要な栄養と水分を

しっかりとることを心がけてくださいね。

 

②こまめに水分補給を

睡眠不足

脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり、

血栓(血の塊)が詰まるなどして

脳に酸素や栄養が送られなくなることにより、

脳の神経細胞がダメージを受ける病気です。

 

発見が早ければ早いほどいいとされますが、

自覚症状がわかりにくい場合もあるため、

普段から注意する必要があります。

 

特に梅雨時から夏場にかけては気温や湿度が高く、

汗をかきやすいため、

それに相当する水分を摂っていないと

脱水症状になり、

血栓ができやすくなることを

覚えておいてください。

 

お子さんや高齢者には

「こまめに水を飲みなさい」と教えていても、

自分はあまり飲んでいない、

飲むとしたらコーヒーやビールばっかり・・

そんな大人も少なくないでしょう。

 

面倒がらずに意識的に水を飲んでください。

特に寝る前・起床直後の一杯は欠かさずに。

何かしらの症状が出たと感じてから

対処するのではなく、

事前にリスクを知っておき、

備えることが大事です。

 

③脳梗塞の症状を覚えておきましょう

汗をかき、体内の水分が失われることで

血液がドロドロになり、

血栓ができやすくなります。

喉が渇いてから

水分を補給するのではなく、

日中を通してこまめに、

そして就寝前と起床後に

コップ一杯ずつ水を飲む習慣をつけて、

夏場の脳梗塞を予防しましょう。

 

脳梗塞の治療は、

発症後の速やかな処置がカギとなります。

 

おかしいなと思ったらすぐに

救急車で病院に行かなくてはなりません。

 

体を動かすことで悪化することもあり、

また自力で外来に行くと

余計に待たされることも考慮して、

救急車を利用してください。

 

脳梗塞かな?と疑うべき症状は、

主に以下のようなものです。

・片側の目が見えにくくなる、物が歪んで見える

・顔が歪む、笑うと片方の頬だけが上がる

・片側の手足に力が入らず、

水平に上げても保つことができない

・言葉が出にくい、ろれつが回らない

 

「力が入らない」「片方だけおかしい」がポイントです。

 

疲れているからかな、休めば治るかな、

などと楽観視して

病院に行くことを先延ばしにすると、

どんどん重症化してしまいます。

 

特にご高齢の方は、

ご家族とお互いに異状に気付き合えるよう、

普段から注意を払っておきましょう。

 

④本当の「健康的な生活」って??

最近、短期間で集中的に

ハードなトレーニングを行い、

糖質など一定の栄養素を

極限までカットした食生活を送って

ダイエットを図るのが流行していますね。

 

脳梗塞に限ったことではありませんが、

病気を予防して

毎日を健やかに過ごすためには、

無理やストレスのない範囲で体を動かし、

同時に栄養バランスの取れた食事を摂り、

水分をしっかり摂取することが基本ですが、

この基本をないがしろにしている人が少なくなく、

自己流でストイックな方法が

流行してしまっているのは

憂慮すべき事態とも言えます。

 

脳梗塞を始めとする

早期発見が必要な疾患は、

ハードなトレーニングや

食事制限を日課とする人ほど

見逃がしやすいと言われています。

 

健康のためにやっていることで

健康を損なってしまっては本末転倒。

 

予防のためと早期発見のため、

「健康」の基本を見直してみてはいかがでしょうか。