坐骨神経痛やってはいけないこと③

坐骨神経痛やってはいけないこと

今回で同テーマ3回目です。

在宅で、ネットサーフィンして有名人の体操動画を頑張ってみても、坐骨神経痛がなかなか改善せず、お困りのあなたに朗報です。

今日は、自分でも頑張ってストレッチや筋トレをして坐骨神経痛を治そうとしているけど、なかなか治らないでお困りのあなたのためにお書きします。

坐骨神経痛の改善に良かれと思って一生懸命やっていたことが、かえって良くなかった、なんて事はよくある事です。

やる事を少し変えれば、あなたのなかなか改善しない坐骨神経痛も劇的に変わるでしょう^_^

 

ストレッチ

ストレッチ

坐骨神経痛で腰が痛い、足が痺れるその症状の主な原因は、不良姿勢による神経の牽引刺激です。

体の内部で神経が引っ張られた状態で神経症状をが出ているのに、ストレッチをして、筋肉を引っ張ってしまっては、筋肉と併走している神経が引っ張られて、良くならないどころか、悪化もしかねません。やらない方が良いですよ。

硬くなった筋肉を柔らかくしようとして、一生懸命やればやるほど、危険です。

 

やっぱり、姿勢を整えるにはウォーキングが一番です。

もうネットサーフィンで有名人の体操やストレッチの動画を見るのはやめて、まずは歩きましょう^_^

 

筋トレ

やる順番が違います。筋肉つけても痛いものは痛いです。むしろ悪化している人も多いです。

当院の患者様の中で筋トレが大好きで大好きでたまらない方がいらっしゃいますが、全く良くなりません。

なぜなら・・・歩きより筋トレを優先しているから。

筋トレは依存性が高く、やめろと言ってもなかなかやめない方が多いんですよね。

優先順位は大事です。

 

大切なのは筋肉ではなく、まず関節です。

関節がしっかり滑らかに動くようにするのに大切なことは、これもまたウォーキングです。

ウォーキングを続けると、関節の潤滑効果が得られることがわかっています。

1か月くらい毎日歩くと、今まで何をやっても改善しなかった坐骨神経痛も少しは変わってきますよ(^^♪

 

筋肉は、自分の体を支えるだけの最低限の筋肉があれば十分です。

たいていの方はありますよね。筋肉が全然ない方でも、ウォーキングを続けていくと、バランス良く全身の筋肉が付いてきます。

流行りのインナーマッスル、体幹トレーニングや高重量の鉄の塊は全く必要ありません。

 

筋肉モリモリだと見た目はカッコいいのですが・・・

こんなマッチョは危険です。

  • 腕と背中の筋肉が付きすぎて、気を付けの姿勢ができない。
  • 歩いても前後に腕が振れない。
  • 骨盤と背骨がガッツリ固まりすぎて全体的に体がガチガチ。

プロレス好きの私にとっては、ある意味そんな体はうらやましいですけど、(笑)

しかし、人間らしい理想の体からほど遠いので、治療的な観点からいうと、全く褒められたものではありません。

筋トレのやりすぎは体を壊すこともあるのです。

筋トレをしすぎて、体型が、普通の人間の形から遠ざかるとだんだん悪化することもあります。

 

腰痛を改善するのに必要なのは筋肉ではなく、関節の力です。

そして目指すのは普通の人間らしい体です。

超人ハルクや、キン肉マンのような体ではありません。

 

しかし、筋トレは全否定ではありません。

治す鍛えるは別ものなんだと考えてください。

  • 治す=歩き
  • 鍛える=筋トレ

筋トレは腰痛が治ったらどんどんやってください。

でも、腰が痛いと言っているうちは、歩きを優先してくださいね(^^♪

その優先順位が大事です。

 

むかしむかしの当院は

電気かけて、マッサージして、おまけに硬くなった腰から足の筋肉をストレッチを、良かれと思って精魂込めて一生懸命やっていました。

患者様からは、その場は気持ちが良い、楽になった気がするなどの声をよく頂き、効果があるのと思いきや、少し症状が改善した様に見えても、また同じ症状を繰り返すばかりか、全然よくならずに、数ヶ月したら悪化してきて、整形外科で痛み止めの注射を打つはめになったりしていました。

ストレッチ、電気、マッサージでは、ぜんぜん治らなかったわけです。

そのうち、ストレッチ、電気、マッサージではダメなんだと気がつき、現在は、それらの治療は一切行なっておりません。

大切なのは姿勢改善と歩きなんだと気がついたからです。

 

では何をしたらいのでしょうか?

 

坐骨神経痛の改善に大切なこと

①姿勢改善・・・体を整え、姿勢をよくすることが必要です。

体の歪み、傾き、ねじれがあると体本来の機能を発揮してくれません。

痛みの原因にもなるし、内臓の働きも悪くなり治りづらい体です。背すじを伸ばし、重力に対応した体でいることが改善につながります。

②生活の改善・・・治療も大事だけど、日常生活の中で体を悪くしない工夫も同じくらい大切です。

治療をしてもなかなか治らない。という方はだいたいこれです。日常生活が悪すぎます。そして、生活指導をいくら行っても守ろうとしない。

 

今のあなたも体は誰のせいでもなく、あなたが作った体です。

肥満気味な方、アルコールをやめない方、背すじを伸ばそうとしない方、運動をしようとしない方。

自主規制と、簡単な努力が必要です。100%楽をしようと思わないほうが良いですよ。

 

③運動・・・運動と言っても、筋トレではありません。歩行です。

人が歩くということは、魚が泳いでいるのと一緒です。魚が泳げなかったら死んでしまいますよね。

歩く力は一生必要です。生涯歩き続けることが必要です。

 

人間は、立って歩いて体のバランスが取れる体を作っています。

歩くこと、動くことをサボっているとだんだんと人間らしいからだから離れて行ってしまいます。

四つ足の動物のように背中が丸まってしまいますよ。

人間の行動基準は「歩く」です。一生続けていかなくてはならないことです。

 

最後に

もうネットサーフィンで有名人の体操やストレッチの動画を見るのはやめて、歩きましょう^_^

坐骨神経痛の改善に良かれと思って一生懸命やっていたことが、かえって良くなかった、なんて事はよくある事です。

やる事を少し変えれば、あなたのなかなか改善しない坐骨神経痛も劇的に変わるでしょう^_^

あなたは将来、どんな体でありたいですか?

もちろん、健康的で痛みが無い方が良いですよね。

今から考えておいて下さい。

坐骨神経痛が無くなり、快適になったら何がしたいですか?