椎間板ヘルニアの真実

 

腰椎椎間板ヘルニアの真実

目を疑いたくなるような文章です。ご覧ください。

画像上の「腰椎椎間板ヘルニア」は多くの無症状の成人にみられる所見である.

MRIをはじめとした高度医療装置の普及でわれわれ治療者はこうした無症状腰椎椎間板ヘルニアを目にすることが珍しくなくなった.

したがって,疼痛の範囲など問診を十分に行い,SLRテストをはじめとする理学所見,神経学的検査所見,さらに画像所見を加えた判断を心がけなくてはならない.

特に手術に代表される侵襲的治療を行う場合には総合的診断が望まれる.

腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン (改訂第2版) 第3章 診断 より抜粋

腰椎椎間板ヘルニアで悩んでいる方が見たら、びっくりするような文章です。

椎間板ヘルニア 模型

こうなっている人が必ず痛いわけではない。

と言うことです。

でも決して良い状態ではありませんので、

腰の痛みや足の痺れがある方は

まだ安心しないでください。

 

では、なんでこんな状態になってしまったのでしょうか?

日常的にかかる負担が原因です。

不良姿勢や腰に負担のかかる仕事は

徐々に体の組織を変性させてしまいます。

骨は変形し、筋肉は弱り固くなる。

と言うことです。

 

椎間板ヘルニアが良くなる人、悪くなる人

良くなる方は前向きです。

治療にもちゃんと来るし、

宿題の体操も良くやってきてくれます。

普段の姿勢や歩い方も

ちゃんと気にしています。

 

良くならない人の特徴は、

真面目に治療に来ない。

あーだ、こーだ言って

やることやらない。

治療に来るだけで

良くなると思っている。

普段の姿勢を気にせず、

不良姿勢を直そうとしない

etc.

キリがないのでこれくらいにしておきます。

 

治療で体を治すことも大事ですけど、普段の生活で体を壊さないことも同じくらい大事です。

日常生活が乱れていて、

且つそれを気にしない方は

何をしても良くなりません。

手術をしても1年後痛みが

だんだんひどくなってきた。

なんて人が良くご来院されますが

まさにコレです。

いくら治療をしても、

日常生活で輪をかけて

体を悪くしてくる人は

1歩進んで3歩下がる状態です。

前に進めません。

 

良くなるのも悪くなるのも

ご自身の責任です。

決して人のせいにしてはいけません。

前向きに考えて

普段から姿勢を気にしてみてください。

体はそれだけでも変わる方もいます。

 

当院で初回必ずやること

生活指導と姿勢のチェックを

バッチリ行います。

まず大事なのは、

日常生活でやって良いことと悪いことを

しっかり把握しておく事と、

自分の姿勢を把握することです。

 

今のあなたは

まさか、痛いからと言って

ジッとしているだけじゃありませんか?

シップをずっと貼って

いるだけじゃありませんか?

薬飲んでるだけで

そのうち治ると思っていませんか?

自分は姿勢が悪くない!

と自信過剰になってはいませんか?

 

まとめ

きっとこのブログをここまで読んでいる人は

相当ネットサーフィンしている人でしょう(笑)

椎間板ヘルニアの良い治療法を探すのも大事ですが、

体をこれ以上悪くしないということを

考えないといけませんよ。

姿勢、日常生活、大事です。

根本改善を目指すなら

当院はいつでもお待ちしております。