椎間板ヘルニアはブロック注射を続けていれば治りますか?

10月に入り、涼しい日が増えましたね。気温が下がると坐骨神経痛の患者様が増えます。皆さまお気を付け下さい。

本日のブロック注射です。

 

ブロック注射って?

注射の内容にもよりますが、椎間板ヘルニアの患者様の場合、ほとんどが局所麻酔の注射です。

これは痛みの信号をブロックすることからプロック注射と呼ばれ、鎮痛効果が優れています。目的は痛み止めです。シップや飲み薬と一緒で痛み止めです。

痛みを隠す効果はものすごいあります。痛みが急激で、今だけ、今日だけ、何とかしたいという場合にはすごい頼りになります。

 

ブロック注射を続けていれば治りますか?

炎症が治まれば痛みは消えますので、それで良いのなら治ったと言えるでしょう。

しかし、多くの方が痛みを繰り返します。

痛みは消えても身体自体は何も変わってくれないので、腰痛や坐骨神経痛、痺れの出やすいお身体の状況は何も変わってくれません。

根本的に治したいのならば、椎間板ヘルニアに負けない体づくりが必要です。

 

まとめ

整形外科で椎間板ヘルニアと診断され、激しく痛む腰痛や、お尻から足にかけての痺れは、電気やマッサージ牽引器などをやっても、なかなか良くはなりません。

椎間板ヘルニアの痛みや痺れが出にくい体の状態を作っていかなければ、いつまでたっても繰り返します。

ブロック注射はその場だけをしのぐのには最適ですが、長期的にはあまり頼らない方が良いと感じます。

長年、整形外科や、接骨院などで臨床を重ねて感じた事です。

 

椎間板ヘルニアでお悩みの方は、痛みは隠すだけではなくて、積極的に「動ける体」、「歩ける体」を作って、腰痛に負けない体を作ることが大事です。