身体の状態は3段階!

「今日、朝起きたら、いきなり腰が痛くなった」

患者様から良く聞く言葉です。

「何か変わったことをしましたか?」

と聞くとたいていは、

「何もしていない」返ってきます。

はたして、

いきなり腰は痛くなるものでしょうか?

 

おケガをした時のように、

強い外力を受けての場合、

(ぶつけた、強く捻った等)

急激に痛みは出ますが、

通常、何もない健康なお身体で

いきなり痛みは出ません。

 

いつもどおりに

「ただ起きあがっただけ」

「靴下を履くのに屈んだだけ」

で急に痛みが出るのは、

ちゃんと原因があります。

 

決して、

「いきなり痛くなった」わけではありません。

さて、そんな時、

体はいったい、どんな状態だったのでしょうか?

 

正解は「未病」と言う状態です。

実は、体の状態は3段階になっています。

①健康・・・その名の通り健康です。
②未病・・・痛みの出る前段階
③病気・・・痛みや症状の出ている状態

体は未病の段階から、壊れ始めます。

(ちょっと怖い表現ですみません。)

 

壊すとは:変形、ゆがみ、傾き、固くなるetc….

正常な身体の状態から離れて行くこと。

でも、厄介なことに、

未病の段階では、

まだ痛みは出ていません。

 

だから、気が付かないうちに・・・

だんだんと・・・

徐々に・・・

体を壊していきます。

 

患者様が

「負担になることは、何もしていない。」

と言う場合でも、

ほとんどの方は

普段の日常に

問題がある方がほとんどです。

 

例えば、

長時間のデスクワーク、

運動不足、会社のストレス、

ハイヒール、サンダル履き、

中腰作業、下を向いて細かい作業

産後の赤ちゃんの抱っこ、

寝不足、etc….

まだまだありますがこれくらいにしておきます。

 

見るからに体に(腰に)悪い事ばかりですね。

 

痛みは単なる結果です。

 

未病の状態で長い間経過すると・・・・・

椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、

脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの

リスクが高くなります。

 

痛みしか見えていない治療は残念ながら、

未病を脱出をなかなかできません。

 

痛みが無くなってもまだ未病ですから。

 

違和感や体の歪み、傾きを

治していかなくてはいけません。

 

どんどん悪くなる身体を、

どんどん良くするには

まずは「治る方向」を向いていないといけません。

 

未病を脱出するのに、

腰痛を根本的な改善するのカギとなるのが、

「姿勢と歩行」です。

 

治療効果の基準は、

痛みではなく「姿勢と歩行」です。

 

歪んだまま、

体が傾いたまま

生活していれば、

体が悪くなるのは当たり前の事です。

 

そして歪みなく、

左右対称的状態でいられれば、

体が悪くならないのも当たり前です。

 

普段の良い姿勢と良い歩き方とで

だいぶ身体は変わります。

 

腰痛で悩んでいる方は

是非、気にしてみて下さい。

 

いや、気にするだけでなく、

まず歩いてみて下さい\(^o^)/